整体師になるときは、スクールに通って技術を習得するルートが一般的です。整体スクールは多く、どこを選べばいいか迷ってしまうかもしれません。自分に合った整体スクールを選ぶためには、ポイントを知っておくことが大切です。ここでは、整体スクールを選ぶときのポイントや注意点を解説します。
整体スクールを選ぶとき、気になるのは費用。安いスクールに興味をひかれるかもしれませんが、安さだけで選ぶことはおすすめしません。整体スクールの目的は、稼ぐために必要な「確かな技術を身につける」ことではないでしょうか。
安いスクールの場合、講師の質が低かったり、実践的な内容が不足していたりと、通ってみないとわからない問題が潜んでいる可能性があります。逆に高額であれば良いということでもありません。複数のスクールを比較して、相場を掴み、講座内容や卒業後のサポート体制などを確認して、納得できる費用を見極めましょう。
学業や仕事との両立を考える場合、スケジュールの柔軟性はポイントのひとつです。スクールによっては、休んでも先に進んでしまうことがあります。急な予定変更や体調不良が起きた場合に、振替授業やオンライン講座があるかどうかを確認しましょう。また、受講生同士の交流があると、休んだ場合でも遅れを取り戻しやすいです。クラスの開催頻度や時間帯もチェックし、自分のライフスタイルに合ったプランを選びましょう。
整体にもさまざまな技術があります。どのような技術を習得できるかは要チェックポイントです。特に実践的に学べるカリキュラムが整っているかどうかが、技術の習得には大きく影響します。解剖学や生理学の基礎知識をしっかり学んだ後、実際の施術を段階的に学べるプログラムが望ましいです。実習や見学を通じて現場での経験を積めると、より深い学びが得られます。施術の技術だけではなく、施術構成力や接客スキルを学べるカリキュラムがあると、仕事をはじめてから助かります。
就職や転職サポートを提供しているかどうかもチェックしたいポイントです。企業ガイダンスや個別相談、履歴書作成支援など、具体的なサポートを提供しているスクールだと、就職活動がスムーズにできます。また、提携している治療院への就職斡旋やインターンシップの機会があるスクールであれば、実践的な経験を積むことができます。就職のサポートが手厚いスクールを選ぶと、学びに集中できます。
受講生の性別や年齢層もチェックしましょう。受講生同士がモデルとなって技術を学ぶスクールがほとんどです。性別・年齢に偏りがあると、特定の身体にしか触れることができません。スクールの技術練習で、性別や年齢を問わずさまざまな身体に触れられると経験の幅がひろがります。また、幅広い年齢層の受講生が在籍していると、情報や視野が広がります。性別や年齢の偏りが少ない共学のスクールを選ぶことを意識してみましょう。
独立開業を目指す場合は、開業支援があるスクールを選ぶことが非常に重要です。整体師は競争が激しい業界のため、技術を習得しただけでは独立しても上手くいきません。多くのスクールでは、開業に必要な知識や技術だけではなく、集客方法やブランド作りのノウハウも学べるカリキュラムを独立開業コースとして提供しています。店舗運営に関する研修や経営ノウハウを学ぶ機会が設けられているコースを選びましょう。
整体スクールを選ぶときのポイントには、費用やスケジュール、講座内容、サポート、受講生の性別・年齢など、多くのポイントがあることを、おわかりいただけたでしょうか。
下記のページでは、目的別に整体スクールの選び方を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
開校時間 | 平⽇・⼟⽇祝とも、10:30~21:30 |
---|
開校時間 | 平日、土日祝とも10:00〜22:00 |
---|
開校時間 | 平日13:00~19:00 土日10:00~17:00 |
---|
※選定基準
①Googleで「整体スクール 東京」と検索して表示された、整体が学べる会社の公式サイト29校分すべてを調査。(2023年9月13日調査時点/所在地が東京ではない、整体スクールではないものは除外。)
②入学を随時受け付けている、平日・土日問わず通学可能と公式サイトに明記されているスクール3校を選定。
└東京リエイチ整体アカデミー:3校のうち、唯一「専属の就職コンサルタントがつく」
└東京MTC学院:3校のうち、最も「カリキュラム数が多い」(東京リエイチ整体アカデミー:19、東京MTC学院:21、メディカル整体学院:4)
└メディカル整体学院:3校のうち、唯一「集客サポートを行っている」