カイロプラクターになるには

肩こりや腰痛、姿勢の歪みなど、日常的な不調を根本から改善したいと考える人に注目されているのが「カイロプラクティック」です。ここでは、カイロプラクティックの施術を行うカイロプラクターの仕事内容、資格の取得方法などを紹介します。

カイロプラクティックとは

カイロプラクティックとは、主に背骨や関節の歪みやずれ（サブラクセーション）を調整することで、神経の働きを正常化し、身体の自然治癒力を高める手技療法です。薬や手術に頼らず、手技を中心に身体のバランスを整えることを目的としています。

カイロプラクターは、カイロプラクティックの専門家です。解剖学や生理学、神経学などの知識をもとに、患者一人ひとりに適した手技で背骨や関節の調整を行います。肩こりや腰痛、姿勢改善などの症状に対応し、健康維持や生活の質向上をサポートする役割を担っています。

カイロプラクターのお仕事

カイロプラクターの主な仕事内容は、患者の身体の歪みや関節の不調を評価し、適切な手技で調整することです。

まず問診や姿勢・動作の観察、触診などを通じて、筋肉や関節、神経の状態を確認します。その上で、背骨や関節のズレを手技で矯正し、神経の働きを整えることで、痛みの緩和や身体機能の改善を図ります。

症状の原因となる生活習慣や姿勢の指導、ストレッチや運動療法のアドバイスも行い、再発予防や健康維持をサポートします。

症状が専門領域外の場合には医療機関への紹介も行うなど、患者の全体的な健康を考慮したケアを提供することが求められます。

近年では、スポーツ障害や慢性的な肩こり・腰痛の改善、姿勢改善やパフォーマンス向上を目的とした施術も増えており、幅広いニーズに対応しています。

カイロプラクターは国家資格？

カイロプラクターは、柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師のような国家資格ではなく、日本では民間資格として位置づけられています。一方、整体師も同様に国家資格ではありません。アメリカなど海外ではカイロプラクターは国家資格として認められており、厳格な教育と試験を経て資格を取得する必要があります。日本では、カイロプラクターになるためには専門の養成スクールで解剖学や手技療法などを学び、民間資格を取得するのが一般的です。資格取得後は、クリニックや独立開業で施術を行うことができます。

カイロプラクターになるには

日本では、カイロプラクティック教育審議会（CCE）の認可校で学ぶことが一般的です。これらの学校はWHOのガイドラインに準拠したカリキュラムを提供しています。学習を終えた後は、日本カイロプラクティック登録機構（JCR）の登録試験を受験し、合格することで正式にカイロプラクターとして登録されます。登録後は、クリニックでの施術や独立開業が可能となり、肩こり・腰痛改善や姿勢矯正など幅広い健康サポートを行うことができます。

カイロプラクターの就職先は？

カイロプラクターの就職先としては、整体院やカイロプラクティック専門院での勤務が一般的です。肩こりや腰痛、姿勢改善などの施術を担当します。また、スポーツチームやフィットネスクラブでのスポーツトレーナーとして、選手の身体のコンディショニングや怪我予防、リハビリサポートを行うケースも増えています。

医療機関や高齢者施設でリハビリ補助や健康指導に関わる場合もあり、経験や資格を活かして独立開業する道もあります。近年は健康志向の高まりや予防医療の需要により、幅広い分野で活躍できる職業となっています。

カイロプラクターになるならJCRの登録試験を目指す！

カイロプラクティックは背骨や関節の歪みを手技で整え、自然治癒力を高める療法です。日本では国家資格ではなく、CCE認可校で学びJCRの登録試験に合格することで民間資格を取得できます。カイロプラクターは整体院やカイロ院、スポーツチームのトレーナーなど幅広い職場で、痛み改善や姿勢矯正、健康維持をサポートする専門家です。

手に職をつけるならカイロプラクターの他に整体師もあります。次のページでは、東京の整体スクールを紹介しているので参考にしてください。