
※2012年12月時点
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整体スクールを卒業したときなどに得られる、整体師の資格について解説しています。
あん摩マッサージ指圧師の団体が協議を行っているため、今後は法改正が実施されることで整体院の管理は厳しくなると考えられています。
整体スクールを卒業したときなどに得られる「認定整体師」などの資格。これは民間資格にあたるもので、結論から言うと、整体師として仕事をするために必ずしも必要ではありません。
2013年現在、日本には整体師の国家資格はなく、「認定整体師」などの資格は、整体スクールなどで専門的な知識や技術を学んだことを証明するものなのです。
なので極端な話、整体師の肩書きは誰にでも名乗れることになります。
もちろん、整体師の施術を実際に行うためには、整体スクールなどで必要な知識や技術を学ぶことが不可欠です。ただ、学校にもいろいろあり、通信制のカリキュラムを組んでいるところもあります。
通学・通信のどちらがいいとは一概には言えませんが、プロの講師から直に知識と技術を学び、実際に試すこともできる通学タイプのスクールのほうが、実践的な技術を学びやすいと言えるでしょう。
整体師として働く際には特定の資格や、国家資格などを取得する必要はありません。しかしこれらの職業で実施されている施術はマッサージではなく、リラクゼーションの一種として取り扱いされています。人にマッサージを施すには、あん摩マッサージ委指圧師としての資格を取得する必要があります。
人に医療行為としてマッサージを施す場合は、このあん摩マッサージ指圧師としての資格がなければいけません。ですから、資格の無い方はあん摩マッサージ指圧師の資格を取得し、安全かつ適切なマッサージを施せるようにしましょう。
あん摩マッサージ指圧師の資格は国家資格であるため、取得するにはしっかりとした知識や技術を身に付ける必要があります。一般の整体師よりも効率良く施術を行うことができるため、資格を持っていれば利用者の方から信頼を集めることが可能です。
整体師とあん摩マッサージ指圧師はどちらも身体の痛みや不調を改善できる施術ですが、身体へのアプローチ方法は全く異なります。整体師は骨盤のゆがみや背骨のずれを修正し、身体の痛みや不調を改善するのが一般的です。整体と聞くと施術中に痛みが生じると考える方が多いですが、実際施術の際に痛みが生じることはほとんどありません。
あん摩マッサージ指圧師は、筋肉をもみほぐして血行や神経を改善し、疲労などを取り除くことで身体の不調を解消する方法になります。身体のツボを押したり筋肉をほぐしたりするのが主な施術で、施設によって施術効果には差が生じることが多いです。
また整体院は医療行為を一切行わないため、万が一トラブルが発生しても保険を適用することはできません。対して、あん摩マッサージ指圧師の存在する施設ならば、特定の定条件を満たすことで健康保険を適用することができます。
安全に身体の不調や痛みを解消したい場合は、あん摩マッサージ指圧師の存在する施設を利用するのがベストです。
全国各地に存在している整体院の中には、マッサージを提供している店舗が数多く存在します。しかしマッサージを提供するためには、国家資格であるあん摩マッサージ指圧師の資格を取得しなければいけません。資格を取得していない方がマッサージを行うと、何らかのペナルティが発生してしまいます。
そのため、これから整体院を開く方や整体に関する知識や技術を学ぶ方は、間違えてマッサージという言葉や施術を使用しないように注意しましょう。
上で説明したとおり、日本の整体師資格は、必ずしも仕事に必要なものではありません。なので、スクール選びでは得られる資格よりも、一人前の整体師として活躍するための知識・技術を身につけられるかが重要になります。
ただ、将来的に独立・開業しようと考えているなら、資格もいわゆる「箔」にはなります。患者さんに安心感を持ってもらうきっかけにはなりますので、将来独り立ちを考えているなら、卒業までに取得できる資格にも目を向けるといいでしょう。
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「整体師になれるスクール特選サイト」は2012年12月時点の調査を元に作成したものです。
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